
貼り箱を注文したいと考えたときに、最初に気になるのが「1個から注文できるのか」という点ではないかと思います。
貼り箱は量産品のイメージが強く、「100個以上でないと注文できないのではないか」と思われることも多いのですが、実際には1個から製作できる場合もあります。
ただし、貼り箱はすべて手作業の工程が多く、数量によって価格や納期が大きく変わるため、小ロットで注文する場合には事前に知っておいた方がよいポイントがあります。
ここでは、貼り箱を1個から注文できるのかという基本から、小ロット製作の価格や納期の目安について説明します。

貼り箱は1個から注文できるのか
結論から言うと、貼り箱は1個からでも製作できます。
ただし、すべての仕様が1個から対応できるわけではなく、仕様によっては最低ロットが必要になる場合があります。
貼り箱は、厚紙の芯材を断裁し、表面の紙を貼り合わせて仕上げる構造の箱です。
打ち抜き型を使わずに断裁加工で製作できるサイズや形状であれば、1個からの製作も可能になります。
逆に、次のような仕様の場合は小ロット製作が難しくなります。
- 特殊な形状の箱
- 打ち抜き型が必要な構造
- 特注紙を使用する場合
- 複雑な印刷加工がある場合
特に注意が必要なのは材料です。
貼り箱に使用する紙は、小ロットでも入手できる紙と、大量発注が前提の紙があります。
特注紙の場合は紙だけでも数百メートル単位で発注する必要があることもあり、小ロット製作には向かない場合があります。

小ロット製作が可能な貼り箱の仕様例
1個から製作しやすい貼り箱には、いくつかの共通した特徴があります。
代表的なのはフタと身箱を別々に作る「フタミ式」の貼り箱です。
フタミ式は構造が単純で、断裁加工だけで製作できるため、小ロット製作に向いています。
また、次のような条件の貼り箱は小ロットでも製作しやすくなります。
一般的なサイズの箱
極端に小さい箱や細長い箱は製作が難しくなる場合があります。
例えば、
- 内寸35×80×H20mm程度が最小サイズの目安
- 高さが極端に高い箱は難しい場合がある
といった制約があります。
サイズが一般的な範囲に収まっているほど、小ロット製作はしやすくなります。
標準的な芯材厚み
貼り箱に使用する芯材の厚みとしては、
- 0.8mm
- 1.1mm
- 1.6mm
- 2.2mm
などが一般的です。
これらの厚みは材料が安定して入手できるため、小ロット製作にも向いています。
特殊な厚みの芯材を指定した場合は、材料の取り寄せが必要になることがあります。
在庫紙を使用する場合
小ロット製作では紙の選択が重要になります。
一般的な貼り箱用紙としては、
- タント
- NTラシャ
- OKACカード
- コニーラップ
などがあります。
これらの紙は小ロットでも対応しやすい傾向があります。

小ロット製作の価格の目安
貼り箱を1個だけ製作する場合、価格は数量製作の場合とは大きく異なります。
貼り箱は手作業工程が多いため、数量が少ないほど単価は高くなります。
目安としては次のような価格帯になります。
試作品として1個製作する場合
試作品として1個だけ製作する場合は、
1個あたり1万円〜3万円程度
になることが多くなります。
これは設計作業や段取り作業の費用が含まれるためです。
例えば、
- CAD設計
- 材料手配
- 加工段取り
- 試作製作
といった工程が必要になります。
小ロット製作の場合
10個〜50個程度の小ロット製作の場合は、
1個あたり1,000円〜4,000円程度
になるケースが多くなります。
サイズや仕様によって大きく変わりますが、数量が増えるほど単価は下がります。
例えば100個程度になると単価が大きく下がる場合もあります。

小ロット製作の納期の目安
貼り箱の納期は、数量だけでなく材料の在庫状況にも左右されます。
小ロット製作の場合の目安は次のようになります。
試作品の場合
試作品の場合は、
2週間〜3週間程度
が目安になります。
設計作業や仕様確認の時間が必要になるためです。
仕様が確定している場合は、もう少し短縮できる場合もあります。
小ロット製作の場合
小ロット製作の場合は、
2週間前後
が一般的な目安になります。
在庫紙を使用する場合は、もう少し短縮できる場合もあります。
一方で、特注紙を使用する場合は納期が長くなることがあります。

小ロット製作で注意したいポイント
貼り箱を小ロットで注文する場合には、いくつか注意した方がよい点があります。
単価だけで判断しない
小ロット製作では単価が高くなるのが普通です。
単価だけで比較すると割高に感じることがありますが、
- 設計費用
- 段取り費用
- 材料費
などが含まれていることが多くなります。
数量製作の単価とは単純比較できない点に注意が必要です。
試作が必要になる場合がある
貼り箱は手作業工程が多く、図面どおりでも使用感が変わることがあります。
例えば、
- フタのきつさ
- 内寸の余裕
- 紙の質感
などは実物を確認する方が確実です。
特に精度が重要な場合には試作を行うことが推奨されます。
仕様を早めに決める
小ロット製作では仕様変更が納期に影響します。
- サイズ変更
- 紙の変更
- 印刷内容の変更
などがあると納期が延びる場合があります。
納期を優先する場合は仕様を早めに決定することが重要です。

まとめ
貼り箱は1個からでも製作できますが、仕様によっては小ロット製作が難しい場合もあります。
小ロット製作では、
- フタミ式など構造が単純な箱が向いている
- 在庫紙を使うと対応しやすい
- 試作品は1万円以上になることが多い
- 納期は2週間前後が目安
といった特徴があります。
貼り箱を小ロットで注文する場合は、仕様をできるだけ明確にしたうえで相談することが重要です。
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