【1】贈る心をカタチにするギフトボックスの種類

≪贈る心を表現する美しいギフトボックス≫

日常生活において、用途ごとの分類や細かいものの整理に役立つ箱には、もう一つ重要な役割があります。それは、心をこめて贈り物をするときに欠かせない「ギフトボックス」としての機能です。高価な品はもちろん、ちょっとした品でも見栄えの良い箱に入っていると、ていねいな印象を与え、贈られた側も気分が良いものです。見た目の美しさ、中身を守る丈夫さに加えて、蓋を開けるときのワクワクした気持ちも一緒に贈ることができるなど、箱は魔法のような力を持っています。

≪「お菓子の箱」には工夫がいっぱい≫

贈答品やプレゼントなどのギフト用ボックスは、厚紙を組み立てて貼り合わせた「貼り箱」が一般的です。貼り箱は、素材と形の掛け合わせで様々な種類があるので、目的や用途にマッチしたスタイルを選ぶようにします。底部と蓋とが別々になる蓋身(ふたみ)式は、ツーピース式とも呼ばれ、ギフトボックスとして最も普及している形です。浅型の蓋身式は中身を見渡しやすいので、お菓子の詰め合わせ品などに定番的に利用されています。印籠式は蓋身式のバリエーションで、底部側が二重構造になっており、蓋と底部のサイズがぴったり合う構造です。重厚感や高級感がある印籠式は、高額商品や高級菓子のラッピング、アクセサリーのパッケージなどによく使われています。

≪勝負ギフトは外箱にもこだわろう≫

ギフトボックス用途では、紙管式の箱もバリエーションが豊富です。お茶筒のような円筒形の紙管は、サイズや形によって幅広く活用できます。紙管の底を内側に巻き込んで仕上げる巻き締め加工は、見た目が美しく手触りも優しいので、大切なギフトに最適です。紙管タイプの変形版である特殊形状紙管は、ハート型や星型など自由なフォルムをかたどることができるので、バレンタインデーなど贈り物にインパクトやメッセージを込めたいときに最適でしょう。
やや凝った貼り箱として、蓋と底部の一辺を貼り合わせて結合させたヒンジ(蝶番)式は、ジュエリーボックスのような風格と存在感が魅力です。辞書のような厚い書籍を思わせるブックタイプは、若干割高にはなりますが、遊び心を刺激するアイデアが人気を呼んでいます。

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