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貼り箱の納品時の予備について

貼り箱の製造では、完成品を必要数そろえるために、最初から少し多めに作っています。これは、いざというときの保険のようなもので、貼り箱づくりではごく一般的な方法です。

なぜ多めに作るのか

貼り箱の製造には、紙を貼る、角を折る、芯材を合わせるなど、手作業の工程が数多くあります。同じ手順でも、その日の湿度や紙の状態、作業のリズムによって、仕上がりにわずかな差が出ることがあります。

こうした特性があるため、良品を確実に確保するために、あらかじめ余裕を持って製造しています。これは、品質を安定させるうえで欠かせない工程です。

予備が同梱されるとき

製造後の検品で、必要数量より良品が多く残る場合があります。
そのようなときは、配送中の破損や検品時の見落としに備える意味も含めて、予備として同梱することがあります。ただし、毎回余分が出るわけではありません。材料の状態やロットごとの作りやすさなど、製造状況によって余ることもあれば、ぴったりで終わることもあります。また、配送コストの都合もあります。

控えを「必ず◯個ほしい」場合

控えとして特定の個数が必要な場合は、確実に良品としてそろえる必要があるため、追加の製造が必要になります。追加製造にはコストがかかるため、無償での対応は行っていません。

予備の扱いについての考え方

予備は「必ず付くもの」ではなく、あくまで製造工程の中で余裕が出た場合の対応です。ご注文内容や製造状況によって判断が変わるため、一律の決まりは設けず、ケースバイケースで対応しています。

以上が、貼り箱の納品時における予備の扱いに関する考え方です。

文責:長岡次郎(ボックスストア)

黒い貼り箱にロゴは指定色で印刷できる?

貼り箱についていただく質問の中で多いのが、「黒い箱にロゴを指定色で印刷できますか?」という内容です。結論として、黒い紙に指定色でロゴを印刷することはできません。これは弊社に限らず、貼り箱製造の一般的な制約です。

この記事では、黒い貼り箱に指定色で印刷できない理由と、黒い箱でロゴを入れる際の選択肢を整理してお伝えします。


貼り箱に使われる主なロゴの表現方法

貼り箱で一般的に用いられるロゴの入れ方には、次の四つがあります。

  1. 箔押し

  2. レーザープリンタ印刷

  3. オフセット印刷

  4. シルクスクリーン印刷

このうち、ロゴの色を指定して再現できる方式は、レーザープリンタ印刷とオフセット印刷です。


指定色での印刷には白い紙が必要

レーザープリンタ印刷やオフセット印刷は、紙の地色が白または淡い色であることを前提としています。黒い紙に印刷すると色が沈んでしまい、ロゴが見える形では仕上がりません。そのため、黒い貼り箱に指定色で印刷することはできません。


黒い紙でロゴを入れられる方法は二つだけ

黒い紙でもロゴを入れることができる方法は、次の二つです。

・箔押し(弊社対応)
・シルクスクリーン印刷(弊社では非対応)

これらは色を自由に指定するのではなく、既存の色から選ぶ形式になります。箔押しの場合は、金、銀、白、ツヤ黒、マット黒などの箔色を選びます。


白い紙を使って黒とロゴ色を印刷する方法は可能だが…

指定色でロゴを表現したい場合、箱の紙色を白系統に変更し、箱の黒い色味とロゴ色を両方とも印刷で作る方法があります。技術的には可能ですが、印刷で作る黒は紙そのものの質感が支える黒とは異なり、深みや高級感が大きく損なわれます。黒い貼り箱の質感を重視される場合、この方法はお勧めしていません。


まとめ:黒い貼り箱でロゴを入れるなら箔押しが最適

・指定色での印刷は黒い紙では不可
・黒い紙で可能なのは箔押しかシルクスクリーン印刷
・箔押しは既存の箔色を選択する方式
・白い紙に黒ベタを印刷して作る箱は質感が劣るため推奨しない

黒い貼り箱にロゴを入れる場合は、箔押しでの表現が最も現実的で、美しさも保つことができます。


黒い貼り箱と箔押しのご相談について

100個から対応しており、金、銀、白、黒などの箔色をご用意しています。深みのある黒紙(マットプレーンブラック)を使用した貼り箱をご検討の場合は、お気軽にお問い合わせください。

文責:長岡次郎(ボックスストア)

特大ボックスの組み立て方

【1/14】畳んで包装紙で包んでお届けします

【2/14】開けると下箱(左)とフタ(右)が入っています

【3/14】畳んであるフタを開いてください

【4/14】両面テープの剥離紙をはがしてください

【5/14】片側2ヶ所の両面テープを貼ってください

【6/14】反対側2ヶ所も貼ってください

【7/14】フタが出来上がりました

【8/14】畳んだ下箱を開いてください

【9/14】下箱を更に開いてください

【10/14】両面テープが付いた二面を折ってください

【11/14】両面テープの剥離紙をはがしてください

【12/14】両面テープで底面を接着してください

【13/14】内側から底をしっかり押さえてください

【14/14】下箱にフタを被せて出来上がりです

【61】貼り箱の形を知ろう!

プレゼントや引き出物、商品の包装等、様々な場面で活躍する貼り箱ですが、実際どのようなものがあるのでしょうか?
定番のフタミ(蓋・身)式の他にも、様々な形があります。
利用してみたくても、どんなものがあるのか分からないと、どのようなものを選べばいいのか困ってしまいますよね。
今回は、貼り箱の様々な形について紹介していきます。

[お断り] このページに掲載している箱の写真は、Adobe Stock から取得したイメージ画像で、弊社で製造した箱の写真ではありません。

〘貼り箱の種類〙

貼り箱のベーシックであるところのフタミ式については、こちらで以前に説明をしたので、今回は貼り箱の種類の基本であるところのフタミ式以外のインロー式・ブック式・引き出し式について説明していきます。

<インロー式>
これは、印籠(いんろう)の構造からきています。
「インロー式」は、身箱(下の箱)が二重構造になっており、フタは、内側の枠に引っ掛かる形で留まります。
フタとミの側面がフラットになり、美しく見えるのが特徴です。
高級感もあり、贈り物等の商品を魅せる効果があると言えます。
インローをフタ・ミの色を変えることでスリットラインが入り、デザイン的にもお洒落になります。
ただし、フタ身式に比べると、フタが外れやすい面もあります。

blank boxes isolated on white background

<ブック式>
「貼り箱/ブック式」は、その名前の通り、ハードカバーの本(硬い表紙が付いた本)のような見た目を持った貼り箱です。
高級感がありますし、本を開くような感覚から、ディスプレイとしても優れています。
化粧品や雑貨などのパッケージとして利用されたりしていますね。

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<引き出し式>
引き出し式は、その名前の通り、引き出しの形をした貼り箱です。
使用により2・3段と重ねることも可能です。
引き出し式はデザインによってポップに見せることや、
高級感が引き立つ箱どちらにも見せることができ、多くの用途に用いられます。

Blank drawer type box mockup

〘オーダーメイドで幅は広がる〙

いかがだったでしょうか?
上記以外にも形はありますが、今回は身近な貼り箱の形を紹介してみました。
基本は上記のような形ですが、オーダーメイドすることで、お客様の用途にあった形に近づけることができます。
既製品では、なかなかぴったりな貼り箱がないこともあるかと思います。
オーダーメイドというとハードルが高く感じられる方もいらっしゃると思いますが、まずは相談から始めてみてください。
イメージを伝えて頂き、可能な限りお客様に寄り添った貼り箱をお届けいたします。

《貼り箱のオーダーメイドでのご購入はこちらから→ボックスストア・貼り箱オンライン販売

No.119  (株)テレマン楽器 様

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兵庫県宍栗市の (株)テレマン楽器 様から、管楽器アクセサリーの商品パッケージのご注文をいただきました。

(株)テレマン楽器 ホームページ
https://www.telemann-music.co.jp/

管楽器アクセサリー専門店「Lemante Brass」
https://lemante-brass.jp/

Lemante Brassの主力商品は特注メッキ加工を施した管楽器アクセサリーやカスタムパーツです。

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