「貼り箱」カテゴリーアーカイブ

【165】貼り箱と組立箱の違いとは?価格・耐久性・用途を徹底比較

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

https://leafandflower.jp/profile

箱を検討する際に、「貼り箱」と「組立箱(組立式の箱)」のどちらを選ぶべきか迷う方は少なくありません。
見た目はどちらも「箱」ですが、構造や製作方法、価格、耐久性、用途などは大きく異なります。

貼り箱は高級パッケージとして使われることが多く、組立箱はコストを抑えた一般的なパッケージとして広く使われています。
ただし、単純に「高級」「安価」という違いだけではなく、それぞれに向いている用途があります。

ここでは、貼り箱と組立箱の違いを、実務的な観点から整理して解説します。

貼り箱とは

貼り箱は、厚紙の芯材に紙を貼り合わせて作る箱です。
箱の形状は製作段階で立体の状態になっており、届いた時点でそのまま使える構造になっています。

芯材には一般的に
**1.0mm〜2.5mm程度のチップボール(厚紙)**が使われ、
その外側に色紙や印刷紙を貼り合わせて仕上げます。

この構造のため、箱はしっかりとした剛性を持ち、重量感や高級感のある仕上がりになります。

貼り箱にはいくつかの形式がありますが、代表的なものは次の通りです。

・フタミ式(身箱+フタ)
・インロー式
・ブック型
・かぶせ型
・引き出し型

貼り箱は手作業工程が多く、製作にはある程度の手間がかかるため、組立箱より価格は高くなります。

しかしその分、ギフト用途や高級商品パッケージとして広く使われています。


組立箱とは

組立箱は、平らな紙を打ち抜き加工(トムソン加工)して作る箱です。
納品時は平らな状態で、使用時に折り曲げて組み立てる構造になっています。

一般的には

・コートボール
・カード紙
・片段ボール

などの紙が使用され、厚みは
0.3mm〜0.7mm程度が中心になります。

構造としては、紙の折り線に沿って折り、ツメや差し込みで固定する形式が多く、代表的なものは

・サック箱
・キャラメル箱
・ワンタッチ箱
・地獄底箱

などです。

紙一枚から大量に加工できるため、組立箱は製作コストが比較的低く、商品パッケージとして広く使われています。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 075-1

価格の違い

価格面では、一般的に

組立箱 < 貼り箱

という関係になります。

理由は構造と製作工程にあります。

組立箱は

・紙一枚から打ち抜き加工
・自動機で大量生産
・輸送時は平ら

という特徴があり、材料コストと加工コストを抑えることができます。

一方、貼り箱は

・厚紙芯材の加工
・紙貼り工程
・手作業工程が多い
・立体の状態で納品

という工程になるため、どうしてもコストは高くなります。

ただし数量によって価格差は変わりますが、目安としては
同サイズで貼り箱は組立箱の2〜5倍程度になることも珍しくありません。


耐久性の違い

耐久性は貼り箱の方が大きく上回ります。

貼り箱は厚紙の芯材を使うため、構造的に箱が非常にしっかりしています。
例えば

・アクセサリー箱
・時計箱
・高級菓子箱
・化粧品ギフト箱

など、長く使うことを前提としたパッケージにも向いています。

一方、組立箱は紙厚が比較的薄いため、耐久性はそれほど高くありません。
商品を保護する役割は果たしますが、長期保存や再利用を前提とした用途にはあまり向いていません。

保管と物流の違い

物流面では、組立箱の方が圧倒的に有利です。

組立箱は平らな状態で納品されるため、
保管スペースを大幅に節約できます。

例えば同じ箱でも

・貼り箱 → 立体の状態で保管
・組立箱 → 平積みで保管

となるため、保管体積は数倍以上違うこともあります。

大量生産の商品パッケージでは、この保管効率の違いが大きなメリットになります。


見た目の印象の違い

見た目の印象も大きく異なります。

貼り箱は

・紙貼り仕上げ
・角の立体感
・重量感

があり、開ける体験そのものが商品価値の一部になります。

一方、組立箱は

・軽量
・量産パッケージ
・実用重視

という印象になります。

もちろん組立箱でも高級感のある印刷や表面加工は可能ですが、構造の重厚感という点では貼り箱に分があります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 095-2

どちらを選ぶべきか

箱を選ぶ際は、次のポイントで判断すると分かりやすいです。

貼り箱が向いている場合

・ギフト商品
・高級商品
・ブランド価値を重視する商品
・長期保管される商品
・開封体験を重視する商品

組立箱が向いている場合

・量産商品
・コストを抑えたい商品
・物流効率を重視する商品
・大量生産のパッケージ

箱は単なる包装ではなく、商品の印象や価値にも大きく関わります。

商品の性質や販売方法によって、最適な箱の種類は変わります。

まとめ

貼り箱と組立箱の違いを整理すると、次のようになります。

項目貼り箱組立箱
構造厚紙芯材+紙貼り紙1枚の打ち抜き
納品形態立体平ら
価格高い比較的安い
耐久性高い中程度
用途ギフト・高級商品量産商品

箱選びでは「どちらが良いか」ではなく、
商品に合った箱を選ぶことが重要です。

ボックスストアでは、貼り箱のオーダーメイド製作を中心に、サイズや仕様に合わせた箱の相談にも対応しています。
貼り箱をご検討の場合は、下記ページから仕様や価格の目安をご確認ください。

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【164】オーダーメイド箱の見積もりで確認すべき項目まとめ|依頼前に整理しておきたいポイント

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

https://leafandflower.jp/profile

オーダーメイドの箱を作ろうと思って問い合わせをすると、ほぼ必ず聞かれるのが「サイズ」「数量」「仕様」などの細かい内容です。

初めて箱を作る方からすると「そんなに決めないといけないのか」と感じるかもしれませんが、貼り箱のようなオーダーメイド製作では、仕様が少し違うだけで価格や製作方法が大きく変わります。

そのため、見積もりを依頼する前に、ある程度整理しておいた方が話が早く進みますし、結果として正確な見積もりを出してもらいやすくなります。

この記事では、オーダーメイド箱の見積もりを依頼する際に、事前に確認しておきたい項目を実務目線で整理してみます。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 106-1

箱のサイズ(内寸)

最初に決めるべきなのは箱のサイズです。

オーダーメイド箱の見積もりでは、基本的に「内寸」でサイズを指定します。

例えば次のような書き方です。

  • 内寸:200×150×H60mm
  • 内寸:120×120×H40mm

この「内寸」というのは、箱の中の有効サイズを意味します。

貼り箱の場合、芯材(厚紙)と貼紙の厚みがあるため、外寸は内寸より少し大きくなります。

箱を作る目的は「中に入れる物をきれいに収めること」ですから、見積もりでは中身のサイズを基準に考えるのが基本になります。

また、商品サイズが決まっている場合は、

  • 商品サイズ
  • 緩衝材の有無
  • 出し入れの余裕

なども含めて箱サイズを決める必要があります。


箱の形式(構造)

箱にはいくつか代表的な形式があります。

貼り箱の場合、よく使われる形式は次のようなものです。

  • フタミ式(身とフタが分かれるタイプ)
  • インロー式(身の中に内箱が入るタイプ)
  • ブック型(マグネット付きなど)
  • 引き出し式(スリーブ+内箱)

形式によって、

  • 製作工程
  • 芯材の使い方
  • 強度
  • コスト

が変わります。

例えばフタミ式は比較的シンプルな構造なので、数量が多い場合はコストを抑えやすい形式です。

一方、ブック型や引き出し式は構造が複雑になるため、単価は上がる傾向があります。

見積もり時には「どの形式か」が分からないと正確な価格が出せないことが多いです。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 102-2

数量

オーダーメイド箱では、数量も価格に大きく影響します。

理由はいくつかありますが、主に次のような事情です。

  • 材料の断裁ロス
  • 印刷版代
  • 段取り作業

例えば、箔押し印刷をする場合は「版」を作る必要があります。

この版代は数量に関係なく発生するため、

  • 100個
  • 500個
  • 1000個

のように数量が増えるほど、1個あたりのコストは下がる傾向になります。

また、貼り箱は手作業工程も多いため、数量が極端に少ないと単価が高くなるケースがあります。


芯材の厚み

貼り箱の場合、箱の強度は芯材(厚紙)の厚みによって変わります。

よく使われる厚みは次のようなものです。

  • 0.8mm
  • 1.1mm
  • 1.6mm
  • 2.2mm

アクセサリーケースなどの小箱では1.1mmや1.6mmが多く、
ギフト箱や高級パッケージでは2.2mmを使うケースもあります。

芯材の厚みが変わると、

  • 箱の重量
  • 強度
  • 製作コスト

が変わるため、見積もり時には重要な項目です。

貼紙(表面の紙)

貼り箱の見た目を決めるのが貼紙です。

よく使われる紙としては次のようなものがあります。

  • タント
  • NTラシャ
  • コニーラップ
  • 特殊紙(和紙など)

紙によって

  • 色の種類
  • 表面の質感
  • 厚み

が違います。

例えばタントは色数が多く、オーダーメイド箱ではよく使われる紙です。

紙を指定することで、見積もりの精度がかなり上がります。


印刷や箔押しの有無

ロゴを入れる場合は、

  • 箔押し
  • シルク印刷
  • オフセット印刷

などの方法があります。

貼り箱では、箔押しがよく使われます。

箔押しは、

  • ホログラム

などの箔を使ってロゴを入れる方法です。

この場合、見積もりには

  • 版代
  • 印刷代

の2種類の費用が含まれます。

印刷サイズ(縦+横の合計など)によって価格が変わることも多いため、ロゴサイズも重要な情報になります。


内装(仕切・ウレタンなど)

箱の中に次のような内装を入れる場合もあります。

  • ウレタン
  • 紙仕切
  • 台座
  • サテン布

アクセサリーや化粧品などでは、商品を固定するために内装を付けるケースが多いです。

ただし内装は、箱本体よりもコストが高くなることもあるため、見積もりでは必ず確認される項目です。

納期

オーダーメイド箱では、納期も重要です。

貼り箱の場合、一般的には

ご入金確認後2〜3週間程度

というケースが多いですが、

  • 印刷の有無
  • 数量
  • 工場の繁忙状況

によって変わります。

急ぎの場合は、

  • 希望納期
  • 使用予定日

を最初に伝えておく方がスムーズです。

まとめ

オーダーメイド箱の見積もりでは、次の項目を整理しておくと話が早く進みます。

  • 箱サイズ(内寸)
  • 箱形式
  • 数量
  • 芯材厚み
  • 貼紙の種類
  • 印刷内容
  • 内装
  • 納期

すべてを完璧に決めておく必要はありませんが、
分かる範囲で整理しておくことで、見積もりの精度が上がります。

貼り箱の製作は、仕様の組み合わせによって価格も作り方も変わります。

そのため、細かい部分は相談しながら決めていく形でも問題ありません。

ボックスストアでは、貼り箱のオーダーメイド製作について、サイズや仕様の相談から対応しています。
オーダーメイド箱をご検討の方は、下記ページからお気軽にお問い合わせください。

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【163】貼り箱オーダーでよくある失敗例10選|発注前にチェック

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

https://leafandflower.jp/profile

オリジナルの貼り箱を作ろうとするとき、多くの人は「サイズ」「色」「ロゴ」くらいのイメージで考え始めます。
しかし実際の箱の製作では、それ以外にも決めるべき要素が多く、発注時の情報が不足していると、思っていた仕上がりと違う結果になることがあります。

貼り箱は段ボール箱や既製パッケージとは違い、紙・芯材・構造など複数の要素で成り立っているため、最初の設計や発注内容がそのまま仕上がりに影響します。

この記事では、貼り箱をオーダーする際によくある失敗例をまとめました。
発注前にチェックしておくことで、無駄な試作や作り直しを避けることができます。

貼り箱のオーダーで失敗が起きる理由

貼り箱の失敗は、製造ミスよりも「発注情報の不足」が原因になることが多いです。

例えば次のような状態です。

・サイズは決めたが内寸か外寸か決まっていない
・紙の種類は決めたが厚みや貼り方を考えていない
・ロゴサイズを具体的に指定していない

貼り箱は構造上、紙や芯材の厚みで実際の寸法が変わるため、細部を決めないまま進めるとイメージと違う結果になる可能性があります。

そのため、発注前のチェックが重要になります。

貼り箱オーダーでよくある失敗例10選

1 内寸と外寸を混同している

最も多いのがこれです。

箱のサイズには次の2種類があります。

・内寸(箱の中のサイズ)
・外寸(箱の外側サイズ)

貼り箱では基本的に 内寸で設計することが多いですが、外寸を指定すると芯材や貼紙の厚みによって内寸が小さくなります。

例えば芯材が1.6mm厚の場合、左右で約3.2mm分サイズが変わります。

中身を入れる用途の場合は、必ず 内寸で設計するか確認することが重要です。


2 内容物のサイズだけで箱サイズを決めてしまう

商品サイズぴったりで箱を設計すると、実際には入らない場合があります。

理由は次の通りです。

・内装紙の厚み
・箱の貼り精度
・出し入れの余裕

一般的には 内容物より3〜5mm程度余裕を持たせることが多いです。

アクセサリーなどの場合は、さらに内装や台座の厚みも考慮する必要があります。


3 紙の種類を見た目だけで決めてしまう

貼り箱の外側の紙には様々な種類があります。

例えばよく使われる紙として

・タント
・NTラシャ
・コニーラップ
・ファンシーペーパー

などがあります。

しかし紙によって

・表面の強さ
・傷の付きやすさ
・印刷の適性

が大きく変わります。

見た目だけで決めると、実際の用途に合わない場合があります。


4 芯材の厚みを考えていない

貼り箱の強度は 芯材(チップボール)の厚みで決まります。

よく使われる厚みは

・0.8mm
・1.1mm
・1.6mm
・2.2mm

などです。

例えばアクセサリー箱なら1.1〜1.6mm、
ギフトボックスなら1.6〜2.2mm程度が一般的です。

厚すぎると重くなり、薄すぎると強度不足になるため用途に合わせて選ぶ必要があります。


5 箱の構造を考えていない

貼り箱にはいくつかの構造があります。

代表的なものは

・フタミ式
・インロー式
・ブック式
・引き出し式

などです。

構造によって

・開けやすさ
・高級感
・製作コスト

が変わります。

用途に合わない構造を選ぶと、使いにくい箱になることがあります。

6 ロゴサイズを決めていない

印刷で多い失敗が ロゴサイズの曖昧さです。

例えば

・「真ん中にロゴ」
・「バランスよく」

といった指定だけでは、仕上がりイメージが人によって変わります。

貼り箱では通常

・左右〇mm
・天地〇mm

のように 具体的なサイズ指定を行います。


7 小さすぎる文字を印刷してしまう

箔押しや印刷では、細かい文字は潰れる可能性があります。

特に注意が必要なのは

・細いフォント
・1mm以下の線
・小さな英文字

などです。

ロゴデータをそのまま縮小すると、実際の印刷では読めなくなることがあります。


8 納期を考えずに発注してしまう

貼り箱は既製品ではなく、基本的に受注生産です。

一般的な納期は

・通常:2〜3週間
・繁忙期:3〜4週間

程度かかることが多いです。

さらに

・箔押し版の作成
・試作
・紙取り寄せ

などがある場合、納期はさらに延びる可能性があります。


9 最低ロットを確認していない

貼り箱は手作業工程が多いため、最低ロットがあります。

多くの場合

・100個
・200個
・300個

などが目安になります。

10個や20個の少量では、単価が非常に高くなる場合があります。


10 試作をせずに量産してしまう

新しいサイズや仕様の場合、試作を作ることで

・サイズ感
・紙の色
・印刷位置

を確認できます。

試作費用はかかりますが、量産後にやり直すよりも結果的に安全です。

貼り箱オーダーで失敗を防ぐポイント

まとめると、貼り箱オーダーで重要なのは次の5点です。

1 内寸でサイズを設計する
2 内容物より余裕を持たせる
3 紙と芯材を用途に合わせる
4 ロゴサイズを具体的に指定する
5 納期とロットを確認する

このあたりを事前に整理しておくだけで、トラブルはかなり減ります。

貼り箱オーダーを検討している方へ

貼り箱はサイズ・紙・構造など多くの要素を組み合わせて作るため、最初は分かりにくい部分もあります。

ボックスストアでは、サイズや仕様が決まっていない段階でも相談できますので、検討中の内容があればお気軽にお問い合わせください。

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【162】貼り箱制作の発注チェックリスト|失敗しない依頼方法

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

https://leafandflower.jp/profile

貼り箱の制作を依頼するとき、最初に悩むのは「何を伝えればいいのか」という点だと思います。
箱のサイズや色だけを伝えれば作れるようにも見えますが、実際にはそれだけでは情報が足りない場合が多く、あとから仕様の確認が増えたり、想定していた箱と少し違うものが出来上がったりすることがあります。

貼り箱は段ボール箱や既製パッケージとは違い、用途や中身に合わせて作る箱です。
そのため、発注前に整理しておくべき項目がいくつかあります。

この記事では、貼り箱制作を依頼する際に確認しておくとスムーズな「発注チェックリスト」をまとめてみます。
これから貼り箱を作る方が、仕様の検討や発注準備を進めるときの参考になればと思います。

貼り箱制作で最初に決めるべき基本項目

貼り箱の制作依頼では、まず基本となる仕様を整理しておく必要があります。
この部分が曖昧なまま相談を始めると、見積もりや設計が進めにくくなります。

箱のサイズ(内寸)

最初に決めるべきなのは箱のサイズです。
多くの場合、貼り箱のサイズは「内寸」で指定します。

内寸とは、箱の中の有効スペースの寸法のことで、一般的には

縦 × 横 × 高さ

の順で指定します。

たとえば

150 × 100 × H40mm

というような表記になります。

箱の外寸は芯材の厚みや構造によって変わるため、基本的には中に入れる物のサイズを基準に内寸を決める形になります。

特に注意したいのは、高さ方向の余裕です。
内容物の高さぴったりで設計すると、出し入れがしにくくなることがありますので、数ミリ程度の余裕を見ておくことが多いです。


箱の形式(構造)

貼り箱にはいくつかの代表的な形式があります。
代表的なものは次のようなタイプです。

  • フタミ式(フタと身が分かれる箱)
  • インロー式(身の内側に差し込みフタが入る箱)
  • ブック型(本のように開く箱)
  • 引き出し型(スリーブ+トレー構造)

用途や中身によって適した形式が変わります。

たとえばギフト用の箱ではフタミ式が最も一般的ですし、
アクセサリーや記念品などではインロー式が使われることも多いです。

形式を決めるときは、見た目だけでなく

  • 中身の取り出しやすさ
  • 保管時の扱いやすさ
  • フタの固定方法

なども一緒に考えると設計がスムーズになります。

芯材と貼紙の選び方

貼り箱の外観や強度は、芯材と貼紙の組み合わせによって決まります。

芯材(チップボール)

貼り箱の骨格になるのが芯材です。
多くの場合、チップボールと呼ばれる厚紙を使用します。

よく使われる厚みは

  • 1.0mm前後
  • 1.5〜1.6mm
  • 2.0〜2.2mm

などです。

小さなアクセサリー箱などでは1.0mm前後が使われることもありますが、
一般的なギフトボックスでは1.5mm〜2.0mm程度がよく使われます。

芯材が厚くなるほど箱の剛性は上がりますが、重量やコストも上がるため、用途に合わせて選ぶことになります。


貼紙(外装紙)

貼り箱の見た目を決めるのが貼紙です。

よく使われる紙には次のようなものがあります。

  • タント
  • NTラシャ
  • ファンシーペーパー各種
  • 色上質紙

ブランドのイメージに合わせて紙の色や質感を選ぶことができます。

また、貼紙の上に印刷や箔押しを行うことで、ロゴや文字を入れることも可能です。

ただし紙によっては印刷適性が変わるため、
ロゴ印刷を予定している場合は、紙の選定と印刷方法を合わせて検討する必要があります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 092-3

印刷やロゴ加工の確認

貼り箱では、ロゴを入れることでパッケージとしての完成度が大きく変わります。

箔押し

もっとも多く使われるのが箔押しです。

金・銀などの箔を使ってロゴを転写する加工で、
高級感のある仕上がりになるため、ギフトボックスやブランド箱でよく使われます。

箔押しでは

  • 箔色
  • 印刷サイズ
  • 位置

を決める必要があります。

また、箔押しには専用の版が必要になるため、
初回は版代が発生します。


印刷(シルク・オフセットなど)

紙の種類によっては印刷でロゴを入れることも可能です。

ただし貼り箱では、

  • 箔押し
  • シルク印刷
  • レーザープリンタ印刷

など、加工方法が用途によって変わります。

小ロットの場合はレーザープリンタ印刷が使われることもありますが、
ブランド用途では箔押しが選ばれるケースが多いです。


内装の仕様(台座・仕切など)

箱の中に物を固定する必要がある場合は、内装も重要になります。

代表的な内装には次のようなものがあります。

  • ウレタン
  • 台紙
  • 仕切
  • PETトレー

アクセサリーやトロフィーなどの場合、
箱のサイズだけでなく「中身の固定方法」まで設計する必要があります。

内装の設計では、

  • 内容物の形状
  • 重量
  • 取り出しやすさ

などを考慮することが重要です。

そのため、内容物の現物や図面があると設計が進めやすくなります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 115-1

数量と納期の確認

貼り箱は基本的に受注生産のため、数量と納期も事前に確認しておく必要があります。

数量

数量は見積もりに大きく影響します。

一般的に、数量が増えるほど単価は下がりますが、
保管スペースとの兼ね合いもあるため、必要数量を整理しておくことが重要です。


納期

貼り箱の製作には、通常

  • 設計
  • 資材手配
  • 製作
  • 加工

といった工程があります。

そのため、量産の場合は

2〜3週間程度

の納期が目安になることが多いです。

ただし印刷加工や数量によって変わるため、
使用予定日が決まっている場合は早めに相談しておくと安心です。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 059

貼り箱発注チェックリスト

最後に、発注前に整理しておくとよい項目をまとめてみます。

貼り箱制作を依頼する際には、次の項目を確認しておくとスムーズです。

貼り箱発注チェックリスト

・箱の形式(フタミ式、インロー式など)
・箱のサイズ(内寸)
・芯材の厚み
・貼紙の種類と色
・ロゴ加工の有無(箔押し・印刷など)
・ロゴサイズと配置
・内装の仕様(台座、仕切、ウレタンなど)
・数量
・希望納期
・内容物のサイズや図面

これらを整理しておくと、見積もりや設計がスムーズになります。

まとめ

貼り箱はオーダーメイドで作る箱なので、発注前の情報整理がとても重要です。
サイズや紙の色だけでなく、箱の形式や内装、印刷方法などを整理しておくことで、設計や見積もりがスムーズに進みます。

特に重要なのは

  • 箱の内寸
  • 箱の形式
  • 内容物の情報

の3点です。

この部分が決まっていれば、仕様の検討はかなり進めやすくなります。

もし貼り箱の仕様がまだはっきり決まっていない場合でも、
内容物のサイズや用途が分かれば設計の相談は可能です。

貼り箱のサイズ設計や仕様の検討については、
下記のオンライン販売ページから確認することができます。

▶ 貼り箱オンライン販売ページ
https://boxstore.net/haribako/haribako_online.htm

用途に合わせた貼り箱の仕様を検討する際の参考としてご覧ください。

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【161】既製品の箱とオーダーメイド箱の違い|コスト・納期・自由度を実務目線で比較

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

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箱を用意する方法には、大きく分けて「既製品の箱を購入する方法」と「オーダーメイドで箱を製作する方法」の2つがあります。
ネットショップや包装資材店では多くの既製品ボックスが販売されていますので、それらを使えばすぐに商品を梱包することができます。一方で、商品のサイズやブランドイメージに合わせて箱を作りたい場合は、オーダーメイド製作という選択肢もあります。

どちらを選ぶべきかは用途によって変わりますが、検討の際に重要になるのは主に「コスト」「納期」「自由度」の3つです。
この3つの観点から、既製品の箱とオーダーメイド箱の違いを整理してみます。

既製品の箱とは

既製品の箱とは、あらかじめ規格サイズで作られている箱を購入する方法です。
包装資材メーカーや通販サイトでは、段ボール箱やギフトボックスなど多くの種類が販売されています。

既製品の最大の特徴は、すでに製造されているため「すぐ入手できる」という点です。
在庫がある商品であれば注文後すぐ発送されることが多く、数日以内に手元に届くことが一般的です。

また、既製品の箱は大量生産されているため、単価が比較的安く設定されています。
特に段ボール箱の場合は、サイズさえ合えば非常に低コストで利用できるというメリットがあります。

ただし、既製品には当然ながら「サイズや仕様が固定されている」という制約があります。
商品に対して箱が少し大きかったり小さかったりする場合でも、そのサイズのまま使う必要があります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 101-1

オーダーメイド箱とは

オーダーメイド箱は、商品サイズや用途に合わせて一から設計して製作する箱です。
貼り箱(ギフトボックス)や特殊形状のパッケージなどでは、この方法がよく使われます。

オーダーメイドの場合は、まず箱のサイズや構造を決め、設計図を作成してから製造に入ります。
そのため既製品と比べると納期は長くなりますが、その代わり自由度が非常に高くなります。

例えば貼り箱の場合、次のような仕様を自由に決めることができます。

・箱の内寸サイズ
・芯材の厚み
・貼紙の種類や色
・箔押しなどの印刷加工

芯材には1.6mm厚や2.2mm厚などのボール紙を使うことが多く、貼紙にはタントやNTラシャなどの紙を選ぶこともできます。
このように、箱の構造や素材を組み合わせて作ることができるため、商品のイメージに合わせたパッケージを作ることが可能になります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 043

コストの違い

コストについては、一般的には既製品の方が安くなります。

既製品は同じサイズを大量生産しているため、1個あたりのコストを低く抑えることができます。
段ボール箱などは特にその傾向が強く、小ロットでも比較的安価で購入できます。

一方、オーダーメイド箱の場合は次のような初期費用が発生することがあります。

・抜き型代(段ボール箱の場合)
・箔押し版代
・試作費用

これらは一度作れば同じ仕様で再注文できますが、初回の製作ではコストが高く感じられることがあります。

ただし数量が増えると、1個あたりの単価は徐々に下がっていきます。
そのため、ある程度まとまった数量を作る場合は、オーダーメイドでも現実的な価格になるケースが多いです。


納期の違い

納期の違いは非常に分かりやすいポイントです。

既製品の場合
・在庫があればすぐ発送
・数日以内に入手可能

オーダーメイドの場合
・設計
・材料手配
・製造工程

といった工程が必要になるため、一般的には2〜3週間程度の製作期間が必要になります。

貼り箱の場合は、芯材の断裁、箱の組み立て、貼紙加工など複数の工程があるため、この程度の製作期間を見込んでおくのが一般的です。

そのため、短期間で箱が必要な場合は既製品を使う方が現実的です。


自由度の違い

自由度については、オーダーメイド箱の方が圧倒的に高くなります。

既製品の場合はサイズと形状が決まっているため、商品のサイズに完全に合わせることはできません。
また、ロゴ印刷などができない商品も多く、ブランドパッケージとして使うには制限があります。

オーダーメイド箱の場合は、

・商品サイズに合わせた箱設計
・ロゴの箔押し
・台座や仕切の追加

といった仕様を組み合わせることができます。

例えばアクセサリー用の貼り箱では、箱の中にウレタン台座を入れて商品を固定することがあります。
また、複数の商品を入れる場合には紙製の仕切を作ることもできます。

このような内部構造まで設計できる点は、既製品の箱にはない特徴です。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 073-1

既製品とオーダーメイドの使い分け

ここまでの内容をまとめると、次のような使い分けになります。

既製品の箱が向いているケース
・すぐ箱が必要
・低コストを優先したい
・商品のサイズが既製品に近い

オーダーメイド箱が向いているケース
・商品のサイズにぴったり合わせたい
・ブランドイメージを重視したい
・台座や仕切など内部構造が必要

特にギフト用途の商品では、パッケージ自体が商品の印象を左右するため、オーダーメイド箱が選ばれることが多くなります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 076-1

まとめ

既製品の箱とオーダーメイド箱には、それぞれ明確な特徴があります。

既製品は
・低コスト
・短納期

というメリットがありますが、サイズや仕様は固定されています。

オーダーメイド箱は
・サイズ設計ができる
・素材や印刷を選べる

という自由度がありますが、製作期間と初期費用が必要になります。

商品や用途によって適した方法は変わりますので、コスト・納期・自由度の3つのバランスを見ながら選ぶことが重要です。

もし商品サイズに合わせた貼り箱を検討されている場合は、下記のページから仕様や価格の目安をご確認いただけます。

貼り箱オンライン販売ページ
https://boxstore.net/haribako/haribako_online.htm

箱のサイズや数量が決まっていない場合でも、概算の相談は可能です。
検討段階でもお気軽にお問い合わせください。

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