【10】CAD/CAMを使うと精密なサイズオーダーでギフトボックスを製作できる

≪コンピュータが作図をサポートするCAD≫

ものづくりの現場でよく耳にするCAD(キャド)は「Computer Aided Design」の略でCADソフトの略として簡単にCADと呼ばれていますが、設計作業を行なう機能を持ったコンピュータソフトのことです。CADソフトを使って設計書や図面を作成する専門職能を持つ人は、CADオペレーターと呼ばれますが開発当初のCADソフトは操作性にまだ問題が多く、価格が高いわりに使い勝手の良い道具とは言えないなど、欠点が目立つものでした。
しかし改良を重ねることで、経験のあるなしに関わらず、誰にでもきれいな線の図面が自動的に作成できる便利なソフトに進化し、フリーソフトから価格が数百万円に及ぶものまで、用途に応じて様々なCADが登場しました。現在、建造物の建築設計をはじめ、配線・配管、車両、飛行機、アパレルファッションの現場に普及浸透し、緻密な設計デザインを必要とするあらゆるものづくりをサポートしています。

≪CADによる緻密なデザインをCAMで忠実にカタチに≫

CADの特徴は訓練期間に関わらず、均一な太さのきれいな線やフォント文字の入った図面が、誰にでも同じように作成できるというところでしょう。手描きの場合は熟練者を育成するまでには技術の習熟にそれなりの時間がかかりますが、自動で図面が作成できるオートCADシステムなら、正確で精密、かつ美しい図面を効率的に作ることができます。またCADは基本的に紙ではなくデータで管理するため修正前と後の両方のデータを保存して、寸法を変えて使用することも可能で、手描きでは面倒なアイデアを精密な図面にして形に起こすことも簡単です。
CADでデザインしたものを実際に形にするのがCAMです。CAMは工作機械を動かすプログラムを作成するもので、CADによって書かれた緻密なデザインをCAMが機械を作動させて形にしていきます。このように精密な図面をスピーディに作成できるCADとそれを忠実に形にすることが出来るCAMの両方を活用することで、贈るアイテムにぴったりと合うイメージ通りのサイズオーダー・ギフトボックスが完成するのです。

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