≪ものづくりは3D発想の時代へ≫
近年は、3Dプリンタの登場などをきっかけとして、ものづくりへの発想そのものが大きな転換期を迎えています。製図ソフトのCADが3D設計への扉を開く立役者となっていることは言うまでもありませんが、2D‐CADから3D‐CADへの移行は、平面から立体への発想の転換を示唆するもので、これまでにない新たな可能性が開けたことを意味します。従来の2D型の設計図は、立体となる完成形を2Dの図面に置き換えて作成されているため、図面を読み取るには専門の訓練によって読図能力を身につける必要がありました。
しかし3Dは、誰もがひと目で立体=実像としての形状を把握できるため、専門知識の有無を問わず広い層に訴求することを可能にしたのです。3Dデータは、手間や費用をかけて試作品をいくつも作ったり、理解を求めて説明に苦労したりする必要がなくなり、完成品のイメージをリアルな感覚でつかむことができます。家庭でも使える3Dプリンタが普及の兆しを見せているように、創造へのニーズはイメージの可視化だけでは飽き足らず、CAD/CAMの現場もまた、よりリアルで実体のある方法論を模索する方向へと変化しているのです。
≪CAD/CAMでサプライズなギフトボックスを≫
ものづくりの現場に欠かせないCAD/CAM機能は、今後はさらに3D発想に向けて発展していくものと思われます。その一方で、クリエイティブなイメージを正確かつ精密にデータ化するCAD、および立体化するCAMのシステムは、複雑な構想を理論化し、客観的に表現するとても優れたツールです。普通の箱のように単純な直方体や立方体から、曲線や曲面で構成された形状や多面体などの複雑な立体まで、人の創造性には限りがありません。ギフトボックスをオーダーメイドで作りたいときも、CAD/CAMシステムは、頭の中のイメージを確実に具体化したいとき、右に出るものはないツールと言って良いでしょう。
一見すると単純な四角い箱も、見方を変えればムダをそぎ落とした究極の「立体作品」ということができます。特にギフトボックスには、容器という機能を超えて、贈り物と一緒に入れた相手への気持ちをも大切に守る役割があります。手にした人が思わず笑顔になる、美しいオリジナルデザインのギフトボックスで、CAD/CAMの技術の神髄をぜひ味わってみてください。
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