【12】CAD/CAMを使ってギフトボックスを製作するメリット

≪CADのメリット≫

CADとは、コンピュータによって設計図などの作図をサポートする製図ソフトで、建造物の設計から車両、配線・配管ほかあらゆるプロダクツの開発や製造に欠かせないものとして広く普及しています。たとえば、文章作成ソフトのWord、表作成のExcelなどと同じく、製図ならCAD、と考えると分かりやすいでしょう。画面上で作図操作を行なうCADは、均一な線が間違いなく引けるのはもちろん、文字も統一したフォントで入力することで、美しく見栄えのする図面が誰でも作れるのが大きな特徴です。習熟に時間がさほど必要ないため、理論上は経験に関わらずデータさえ正しければ誰が操作しても同じ図面が作成できるということになります。
CADのメリットは、修正作業を画面上で行なうため、内容に修正や変更を加えるのが簡単で、細かなレベルの寸法の修正や、部分的な変更の必要があったときも、すぐに対応して内容に反映し、見やすい図面に仕上げることができるところでしょう。また、修正前と修正後の両方のデータを残しておけば、様々にアイデアのバリエーションが広がり、創造のヒントにつながる材料になります。

≪CAMとCAD/CAMを使うメリット≫

CAMとは、computer aided manufacturing(コンピュータ支援製造 ) の略でキャムといわれています。CAMは、生産準備の工程をコンピュータ上で行うシステムのことで、なにか製品を作る際、形状データをCADで作成し、それを実際に加工するためのプログラムを作るのです。このCAMとCADの両方の機能を合わせ持つシステムがCAD/CAMで、 設計からNCデータの作成までを全て同じシステム内で行うことができます。
また、他からのCADデータを読み込んで、加工する内容に合った形状に変更するといった作業をすることも可能です。CAD/CAMを使うメリットとしては、繰り返しデータが使える、NCデータが取れる、設計変更があってもすぐに対応が出来る、全体的に時短作業となる、USBメモリーなどでデータ供給が可能など、様々なメリットがあります。修正の容易なCAD/CAM による作図・データは、わずかなサイズ修正にも対応できるので、貼り箱などのギフトボックス作りでも本領を発揮するでしょう。CAD/CAMを使うと、ギフトアイテムの形やサイズにぴったり合うパーフェクトなギフトボックスが完成します。世界に一つしかないオーダーメイドのギフトボックスは、CAD/CAMの技術によって可能になったのです。

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