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【167】貼り箱のフタミ式とは?特徴・長所・短所を整理

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

https://leafandflower.jp/profile

フタミ式とは何か

貼り箱のフタミ式とは、フタと身箱が別々になっていて、上からフタをかぶせて閉じる形の箱です。業界では「身蓋式」「フタ身式」「かぶせ箱」などと説明されることもあり、貼り箱の中でも基本形として扱われることが多い形式です。貼り箱自体は、厚紙の芯材に貼り紙を貼って作るため、折り箱より見た目が整いやすく、高級感を出しやすいのが特徴です。

フタミ式の構造

構造としてはとても分かりやすく、下の身箱に対して、上からフタをかぶせるだけです。複雑な中枠を使うインロー式とは違い、基本構造が素直なので、箱としての用途が伝わりやすく、初めて貼り箱を検討する場面でも説明しやすい形式です。フタの深さは浅めにも深めにも設計でき、見た目の印象や開け心地を調整しやすい点も、フタミ式の使いやすさの一つです。

フタミ式の長所

1.形が分かりやすく、使いやすい

フタを外せば中身全体が見えるため、ギフト箱や記念品箱などで使いやすい形式です。開け方に説明が要らず、受け取った側が直感的に扱えるので、箱そのものに癖がありません。奇抜さよりも、きちんとした印象を優先したいときに向いています。

2.見た目が整いやすい

貼り箱はもともと折り目が見えにくく、表面がきれいに仕上がりやすい箱ですが、フタミ式はその良さが特に出しやすい形式です。フタと身が独立しているため、全体のバランスが取りやすく、シンプルでもそれなりに上品に見えます。過剰な演出をしなくても、箱としての完成度が出やすいのが長所です。

3.汎用性が高い

フタミ式は、菓子箱、アクセサリー箱、雑貨箱、ギフト箱など、用途の幅が広い形式です。特定の商品専用というより、さまざまな内容物に合わせやすいのが強みです。サイズ設計もしやすいため、まずは定番形状で考えたい場合に候補に入れやすい形式といえます。

4.比較的コストを抑えやすい

貼り箱の中では、フタミ式は比較的ベーシックで、他の特殊形状よりもコストを抑えやすいと案内しているメーカーが多く見られます。もちろん仕様次第で価格は変わりますが、まず標準形として見積もりを取りやすいのはフタミ式の利点です。高級感を出したいが、構造まで複雑にしたくない場合には、ちょうどよい落としどころになりやすい形式です。

フタミ式の短所

1.箱としての演出は強すぎない

フタミ式は完成度の高い定番形ですが、そのぶん、箱を開けたときの意外性や演出性は控えめです。ブック式のように開封体験そのものを演出したい場合や、インロー式のように段差や見え方に特徴を持たせたい場合と比べると、印象はかなり素直です。商品やブランドによっては、少し普通に見えることもあります。

2.内容物によってはズレやすさに配慮が必要

フタと身がシンプルに分かれている構造なので、中身が重いものや動きやすいものでは、中仕切りや台座などを併用した方が収まりが良くなる場合があります。見た目が整っていても、中で商品が遊ぶような設計では箱全体の印象が弱くなるため、内容物に合わせた内装設計は別途考える必要があります。

3.安っぽく見えるかどうかは仕様次第

フタミ式自体は定番で使いやすい形式ですが、紙の選び方や芯材の厚み、フタの深さ、印刷の有無によって印象が大きく変わります。つまり、形が無難だから自動的に高級に見えるわけではありません。仕様が軽すぎると、単なる普通の箱に見えてしまうこともあります。形よりも、紙質や色、仕上げとの組み合わせが重要です。

フタミ式が向いているケース

フタミ式は、まず「きちんとした箱にしたい」という場面で選びやすい形式です。贈答品、記念品、雑貨、焼き菓子、アパレル小物など、幅広い分野で使いやすく、説明しやすいので、用途がまだ固まり切っていない段階でも検討しやすいのが利点です。特に、見た目の整い方とコストのバランスを重視する場合には、非常に現実的な選択肢です。

フタミ式が向かないケース

逆に、箱を開ける動作そのものを印象的に見せたい場合は、ブック式や引き出し式の方が向いていることがあります。また、フタと身の合わせ目をぴたりと揃えた独特の高級感を出したい場合は、インロー式の方が適していることもあります。フタミ式は万能ですが、すべての場面で最上位というより、定番としての強さを持つ形式だと考えるのが自然です。

まとめ

貼り箱のフタミ式は、フタと身が分かれたシンプルな構造で、貼り箱の中でも扱いやすく、用途の広い定番形式です。長所は、形が分かりやすいこと、見た目が整いやすいこと、幅広い商品に対応しやすいこと、そして比較的コストを抑えやすいことです。一方で、演出性は強すぎず、内容物によっては中仕切りや台座などの工夫が必要になります。迷ったときに最初の候補にしやすい形式ですが、最終的には中身と見せ方に合わせて仕様を決めることが大切です。

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【166】貼り箱インロー式とは?特徴・長所・短所を整理

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

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貼り箱インロー式とは

貼り箱のインロー式とは、身箱の内側に一回り小さい箱を入れて二重構造にし、その内側の立ち上がりにフタをはめる形式のことです。フタと身の外寸がそろいやすく、閉じたときに側面がすっきり見えるのが大きな特徴です。名称は印籠の構造に由来するとされ、化粧箱やギフトボックスの中でも、見た目をきれいに見せたい場面でよく使われます。

インロー式の特徴

インロー式は、一般的なフタミ式のように「フタを上からかぶせる」印象よりも、箱の中央で上下が組み合わさる印象が強い形式です。閉じたときのラインが整いやすいため、貼り箱らしい厚みを持ちながら、外観は比較的シャープに見えます。見た目のきちんと感が出しやすいので、箱そのものを商品の一部として見せたいときに向いています。

また、インロー式は中箱の一部をあえて見せる設計にしたり、外側と内側で色を変えたりしやすい形式でもあります。サンド式との違いとして説明されることが多いのは、この「中箱の色がちらりと見えるかどうか」という点です。構造が少し凝って見えるため、シンプルな印刷でも雰囲気が出やすい形式です。

用途としては、ギフト、化粧品、ジュエリー、記念品など、ある程度の高級感や特別感を持たせたい商品と相性が良いとされています。フタを開けたときに中身が見やすく、開封体験まで含めて印象を作りやすいことも、インロー式が選ばれる理由のひとつです。

インロー式の長所

見た目に高級感が出やすい

インロー式のいちばん分かりやすい長所は、閉じたときの見た目です。フタと身の外側がそろって見えるので、箱全体が整って見えます。貼り箱はもともと高級感を出しやすい箱ですが、その中でもインロー式は、構造そのものが少し凝って見えるため、商品価格帯を上げたい場面や、ブランド感を整えたい場面で使いやすい形式です。

開封時の印象を作りやすい

インロー式は、フタを外したときに中身をきれいに見せやすい形式です。中身の見え方や、仕切り・台座との組み合わせを考えると、開けた瞬間の印象を作りやすくなります。単に商品を保護するだけでなく、開封体験まで含めて設計したい場合に相性が良いです。

配色で差を付けやすい

外側と内側、あるいは中箱の見える部分で色を切り替えると、インロー式らしさが出やすくなります。印刷を増やさなくても、紙の色の組み合わせだけで雰囲気を変えやすいため、比較的少ない要素でデザイン性を出したいときにも向いています。

インロー式の短所

構造が単純ではない

インロー式は、フタミ式のような比較的分かりやすい構造よりも、部材の考え方が少し複雑です。そのため、見た目が良い反面、設計や製作の難度は少し上がります。一般的にも、スリット入りや蝶番付きなどの派生形を含めると、価格は高めになりやすい形式として扱われています。

薄い商品には向きにくい

インロー式は、浅すぎる箱では成立しにくいとされています。上下それぞれにある程度の深さが必要になるため、商品自体に厚みがない場合は、フタミ式やブック式の方が無理なくまとまることがあります。見た目だけで形式を選ぶと、かえって使いにくい箱になることもあるため、この点は注意が必要です。

目的によってはオーバースペックになる

高級感が出しやすいのは長所ですが、すべての商品に必要とは限りません。単価を抑えたい、小ロットでできるだけ仕様を簡単にしたい、配送用の実用性を優先したいという場合には、インロー式は少し重たく見えることがあります。商品価格や販売方法によっては、もっと素直な形式の方が合うこともあります。 これは各社の説明でも、インロー式が見た目重視・高級感重視の形式として位置づけられていることからも分かります。

どんな商品に向いているか

インロー式が向いているのは、箱そのものも商品の印象づくりに使いたいケースです。たとえば、化粧品、アクセサリー、記念品、ギフトセットのように、開けたときの見え方まで含めて価値になる商品には合いやすいです。逆に、簡易包装で十分なものや、厚みのないもの、価格優先の商品では、別形式の方が現実的なこともあります。

まとめ

貼り箱のインロー式は、身箱の内側に中箱を設け、そこにフタをはめることで、閉じたときの見た目を整えやすくした形式です。長所は、高級感が出しやすいこと、開封時の印象を作りやすいこと、色使いで差を付けやすいことです。一方で、構造がやや複雑で、薄い商品には向きにくく、用途によっては少し重たい仕様になることもあります。箱を単なる容器としてではなく、商品の見せ方まで含めて考えるなら、インロー式はかなり有力な選択肢です。

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【165】貼り箱と組立箱の違いとは?価格・耐久性・用途を徹底比較

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

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箱を検討する際に、「貼り箱」と「組立箱(組立式の箱)」のどちらを選ぶべきか迷う方は少なくありません。
見た目はどちらも「箱」ですが、構造や製作方法、価格、耐久性、用途などは大きく異なります。

貼り箱は高級パッケージとして使われることが多く、組立箱はコストを抑えた一般的なパッケージとして広く使われています。
ただし、単純に「高級」「安価」という違いだけではなく、それぞれに向いている用途があります。

ここでは、貼り箱と組立箱の違いを、実務的な観点から整理して解説します。

貼り箱とは

貼り箱は、厚紙の芯材に紙を貼り合わせて作る箱です。
箱の形状は製作段階で立体の状態になっており、届いた時点でそのまま使える構造になっています。

芯材には一般的に
**1.0mm〜2.5mm程度のチップボール(厚紙)**が使われ、
その外側に色紙や印刷紙を貼り合わせて仕上げます。

この構造のため、箱はしっかりとした剛性を持ち、重量感や高級感のある仕上がりになります。

貼り箱にはいくつかの形式がありますが、代表的なものは次の通りです。

・フタミ式(身箱+フタ)
・インロー式
・ブック型
・かぶせ型
・引き出し型

貼り箱は手作業工程が多く、製作にはある程度の手間がかかるため、組立箱より価格は高くなります。

しかしその分、ギフト用途や高級商品パッケージとして広く使われています。


組立箱とは

組立箱は、平らな紙を打ち抜き加工(トムソン加工)して作る箱です。
納品時は平らな状態で、使用時に折り曲げて組み立てる構造になっています。

一般的には

・コートボール
・カード紙
・片段ボール

などの紙が使用され、厚みは
0.3mm〜0.7mm程度が中心になります。

構造としては、紙の折り線に沿って折り、ツメや差し込みで固定する形式が多く、代表的なものは

・サック箱
・キャラメル箱
・ワンタッチ箱
・地獄底箱

などです。

紙一枚から大量に加工できるため、組立箱は製作コストが比較的低く、商品パッケージとして広く使われています。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 075-1

価格の違い

価格面では、一般的に

組立箱 < 貼り箱

という関係になります。

理由は構造と製作工程にあります。

組立箱は

・紙一枚から打ち抜き加工
・自動機で大量生産
・輸送時は平ら

という特徴があり、材料コストと加工コストを抑えることができます。

一方、貼り箱は

・厚紙芯材の加工
・紙貼り工程
・手作業工程が多い
・立体の状態で納品

という工程になるため、どうしてもコストは高くなります。

ただし数量によって価格差は変わりますが、目安としては
同サイズで貼り箱は組立箱の2〜5倍程度になることも珍しくありません。


耐久性の違い

耐久性は貼り箱の方が大きく上回ります。

貼り箱は厚紙の芯材を使うため、構造的に箱が非常にしっかりしています。
例えば

・アクセサリー箱
・時計箱
・高級菓子箱
・化粧品ギフト箱

など、長く使うことを前提としたパッケージにも向いています。

一方、組立箱は紙厚が比較的薄いため、耐久性はそれほど高くありません。
商品を保護する役割は果たしますが、長期保存や再利用を前提とした用途にはあまり向いていません。

保管と物流の違い

物流面では、組立箱の方が圧倒的に有利です。

組立箱は平らな状態で納品されるため、
保管スペースを大幅に節約できます。

例えば同じ箱でも

・貼り箱 → 立体の状態で保管
・組立箱 → 平積みで保管

となるため、保管体積は数倍以上違うこともあります。

大量生産の商品パッケージでは、この保管効率の違いが大きなメリットになります。


見た目の印象の違い

見た目の印象も大きく異なります。

貼り箱は

・紙貼り仕上げ
・角の立体感
・重量感

があり、開ける体験そのものが商品価値の一部になります。

一方、組立箱は

・軽量
・量産パッケージ
・実用重視

という印象になります。

もちろん組立箱でも高級感のある印刷や表面加工は可能ですが、構造の重厚感という点では貼り箱に分があります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 095-2

どちらを選ぶべきか

箱を選ぶ際は、次のポイントで判断すると分かりやすいです。

貼り箱が向いている場合

・ギフト商品
・高級商品
・ブランド価値を重視する商品
・長期保管される商品
・開封体験を重視する商品

組立箱が向いている場合

・量産商品
・コストを抑えたい商品
・物流効率を重視する商品
・大量生産のパッケージ

箱は単なる包装ではなく、商品の印象や価値にも大きく関わります。

商品の性質や販売方法によって、最適な箱の種類は変わります。

まとめ

貼り箱と組立箱の違いを整理すると、次のようになります。

項目貼り箱組立箱
構造厚紙芯材+紙貼り紙1枚の打ち抜き
納品形態立体平ら
価格高い比較的安い
耐久性高い中程度
用途ギフト・高級商品量産商品

箱選びでは「どちらが良いか」ではなく、
商品に合った箱を選ぶことが重要です。

ボックスストアでは、貼り箱のオーダーメイド製作を中心に、サイズや仕様に合わせた箱の相談にも対応しています。
貼り箱をご検討の場合は、下記ページから仕様や価格の目安をご確認ください。

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【164】オーダーメイド箱の見積もりで確認すべき項目まとめ|依頼前に整理しておきたいポイント

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

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オーダーメイドの箱を作ろうと思って問い合わせをすると、ほぼ必ず聞かれるのが「サイズ」「数量」「仕様」などの細かい内容です。

初めて箱を作る方からすると「そんなに決めないといけないのか」と感じるかもしれませんが、貼り箱のようなオーダーメイド製作では、仕様が少し違うだけで価格や製作方法が大きく変わります。

そのため、見積もりを依頼する前に、ある程度整理しておいた方が話が早く進みますし、結果として正確な見積もりを出してもらいやすくなります。

この記事では、オーダーメイド箱の見積もりを依頼する際に、事前に確認しておきたい項目を実務目線で整理してみます。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 106-1

箱のサイズ(内寸)

最初に決めるべきなのは箱のサイズです。

オーダーメイド箱の見積もりでは、基本的に「内寸」でサイズを指定します。

例えば次のような書き方です。

  • 内寸:200×150×H60mm
  • 内寸:120×120×H40mm

この「内寸」というのは、箱の中の有効サイズを意味します。

貼り箱の場合、芯材(厚紙)と貼紙の厚みがあるため、外寸は内寸より少し大きくなります。

箱を作る目的は「中に入れる物をきれいに収めること」ですから、見積もりでは中身のサイズを基準に考えるのが基本になります。

また、商品サイズが決まっている場合は、

  • 商品サイズ
  • 緩衝材の有無
  • 出し入れの余裕

なども含めて箱サイズを決める必要があります。


箱の形式(構造)

箱にはいくつか代表的な形式があります。

貼り箱の場合、よく使われる形式は次のようなものです。

  • フタミ式(身とフタが分かれるタイプ)
  • インロー式(身の中に内箱が入るタイプ)
  • ブック型(マグネット付きなど)
  • 引き出し式(スリーブ+内箱)

形式によって、

  • 製作工程
  • 芯材の使い方
  • 強度
  • コスト

が変わります。

例えばフタミ式は比較的シンプルな構造なので、数量が多い場合はコストを抑えやすい形式です。

一方、ブック型や引き出し式は構造が複雑になるため、単価は上がる傾向があります。

見積もり時には「どの形式か」が分からないと正確な価格が出せないことが多いです。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 102-2

数量

オーダーメイド箱では、数量も価格に大きく影響します。

理由はいくつかありますが、主に次のような事情です。

  • 材料の断裁ロス
  • 印刷版代
  • 段取り作業

例えば、箔押し印刷をする場合は「版」を作る必要があります。

この版代は数量に関係なく発生するため、

  • 100個
  • 500個
  • 1000個

のように数量が増えるほど、1個あたりのコストは下がる傾向になります。

また、貼り箱は手作業工程も多いため、数量が極端に少ないと単価が高くなるケースがあります。


芯材の厚み

貼り箱の場合、箱の強度は芯材(厚紙)の厚みによって変わります。

よく使われる厚みは次のようなものです。

  • 0.8mm
  • 1.1mm
  • 1.6mm
  • 2.2mm

アクセサリーケースなどの小箱では1.1mmや1.6mmが多く、
ギフト箱や高級パッケージでは2.2mmを使うケースもあります。

芯材の厚みが変わると、

  • 箱の重量
  • 強度
  • 製作コスト

が変わるため、見積もり時には重要な項目です。

貼紙(表面の紙)

貼り箱の見た目を決めるのが貼紙です。

よく使われる紙としては次のようなものがあります。

  • タント
  • NTラシャ
  • コニーラップ
  • 特殊紙(和紙など)

紙によって

  • 色の種類
  • 表面の質感
  • 厚み

が違います。

例えばタントは色数が多く、オーダーメイド箱ではよく使われる紙です。

紙を指定することで、見積もりの精度がかなり上がります。


印刷や箔押しの有無

ロゴを入れる場合は、

  • 箔押し
  • シルク印刷
  • オフセット印刷

などの方法があります。

貼り箱では、箔押しがよく使われます。

箔押しは、

  • ホログラム

などの箔を使ってロゴを入れる方法です。

この場合、見積もりには

  • 版代
  • 印刷代

の2種類の費用が含まれます。

印刷サイズ(縦+横の合計など)によって価格が変わることも多いため、ロゴサイズも重要な情報になります。


内装(仕切・ウレタンなど)

箱の中に次のような内装を入れる場合もあります。

  • ウレタン
  • 紙仕切
  • 台座
  • サテン布

アクセサリーや化粧品などでは、商品を固定するために内装を付けるケースが多いです。

ただし内装は、箱本体よりもコストが高くなることもあるため、見積もりでは必ず確認される項目です。

納期

オーダーメイド箱では、納期も重要です。

貼り箱の場合、一般的には

ご入金確認後2〜3週間程度

というケースが多いですが、

  • 印刷の有無
  • 数量
  • 工場の繁忙状況

によって変わります。

急ぎの場合は、

  • 希望納期
  • 使用予定日

を最初に伝えておく方がスムーズです。

まとめ

オーダーメイド箱の見積もりでは、次の項目を整理しておくと話が早く進みます。

  • 箱サイズ(内寸)
  • 箱形式
  • 数量
  • 芯材厚み
  • 貼紙の種類
  • 印刷内容
  • 内装
  • 納期

すべてを完璧に決めておく必要はありませんが、
分かる範囲で整理しておくことで、見積もりの精度が上がります。

貼り箱の製作は、仕様の組み合わせによって価格も作り方も変わります。

そのため、細かい部分は相談しながら決めていく形でも問題ありません。

ボックスストアでは、貼り箱のオーダーメイド製作について、サイズや仕様の相談から対応しています。
オーダーメイド箱をご検討の方は、下記ページからお気軽にお問い合わせください。

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【163】貼り箱オーダーでよくある失敗例10選|発注前にチェック

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

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オリジナルの貼り箱を作ろうとするとき、多くの人は「サイズ」「色」「ロゴ」くらいのイメージで考え始めます。
しかし実際の箱の製作では、それ以外にも決めるべき要素が多く、発注時の情報が不足していると、思っていた仕上がりと違う結果になることがあります。

貼り箱は段ボール箱や既製パッケージとは違い、紙・芯材・構造など複数の要素で成り立っているため、最初の設計や発注内容がそのまま仕上がりに影響します。

この記事では、貼り箱をオーダーする際によくある失敗例をまとめました。
発注前にチェックしておくことで、無駄な試作や作り直しを避けることができます。

貼り箱のオーダーで失敗が起きる理由

貼り箱の失敗は、製造ミスよりも「発注情報の不足」が原因になることが多いです。

例えば次のような状態です。

・サイズは決めたが内寸か外寸か決まっていない
・紙の種類は決めたが厚みや貼り方を考えていない
・ロゴサイズを具体的に指定していない

貼り箱は構造上、紙や芯材の厚みで実際の寸法が変わるため、細部を決めないまま進めるとイメージと違う結果になる可能性があります。

そのため、発注前のチェックが重要になります。

貼り箱オーダーでよくある失敗例10選

1 内寸と外寸を混同している

最も多いのがこれです。

箱のサイズには次の2種類があります。

・内寸(箱の中のサイズ)
・外寸(箱の外側サイズ)

貼り箱では基本的に 内寸で設計することが多いですが、外寸を指定すると芯材や貼紙の厚みによって内寸が小さくなります。

例えば芯材が1.6mm厚の場合、左右で約3.2mm分サイズが変わります。

中身を入れる用途の場合は、必ず 内寸で設計するか確認することが重要です。


2 内容物のサイズだけで箱サイズを決めてしまう

商品サイズぴったりで箱を設計すると、実際には入らない場合があります。

理由は次の通りです。

・内装紙の厚み
・箱の貼り精度
・出し入れの余裕

一般的には 内容物より3〜5mm程度余裕を持たせることが多いです。

アクセサリーなどの場合は、さらに内装や台座の厚みも考慮する必要があります。


3 紙の種類を見た目だけで決めてしまう

貼り箱の外側の紙には様々な種類があります。

例えばよく使われる紙として

・タント
・NTラシャ
・コニーラップ
・ファンシーペーパー

などがあります。

しかし紙によって

・表面の強さ
・傷の付きやすさ
・印刷の適性

が大きく変わります。

見た目だけで決めると、実際の用途に合わない場合があります。


4 芯材の厚みを考えていない

貼り箱の強度は 芯材(チップボール)の厚みで決まります。

よく使われる厚みは

・0.8mm
・1.1mm
・1.6mm
・2.2mm

などです。

例えばアクセサリー箱なら1.1〜1.6mm、
ギフトボックスなら1.6〜2.2mm程度が一般的です。

厚すぎると重くなり、薄すぎると強度不足になるため用途に合わせて選ぶ必要があります。


5 箱の構造を考えていない

貼り箱にはいくつかの構造があります。

代表的なものは

・フタミ式
・インロー式
・ブック式
・引き出し式

などです。

構造によって

・開けやすさ
・高級感
・製作コスト

が変わります。

用途に合わない構造を選ぶと、使いにくい箱になることがあります。

6 ロゴサイズを決めていない

印刷で多い失敗が ロゴサイズの曖昧さです。

例えば

・「真ん中にロゴ」
・「バランスよく」

といった指定だけでは、仕上がりイメージが人によって変わります。

貼り箱では通常

・左右〇mm
・天地〇mm

のように 具体的なサイズ指定を行います。


7 小さすぎる文字を印刷してしまう

箔押しや印刷では、細かい文字は潰れる可能性があります。

特に注意が必要なのは

・細いフォント
・1mm以下の線
・小さな英文字

などです。

ロゴデータをそのまま縮小すると、実際の印刷では読めなくなることがあります。


8 納期を考えずに発注してしまう

貼り箱は既製品ではなく、基本的に受注生産です。

一般的な納期は

・通常:2〜3週間
・繁忙期:3〜4週間

程度かかることが多いです。

さらに

・箔押し版の作成
・試作
・紙取り寄せ

などがある場合、納期はさらに延びる可能性があります。


9 最低ロットを確認していない

貼り箱は手作業工程が多いため、最低ロットがあります。

多くの場合

・100個
・200個
・300個

などが目安になります。

10個や20個の少量では、単価が非常に高くなる場合があります。


10 試作をせずに量産してしまう

新しいサイズや仕様の場合、試作を作ることで

・サイズ感
・紙の色
・印刷位置

を確認できます。

試作費用はかかりますが、量産後にやり直すよりも結果的に安全です。

貼り箱オーダーで失敗を防ぐポイント

まとめると、貼り箱オーダーで重要なのは次の5点です。

1 内寸でサイズを設計する
2 内容物より余裕を持たせる
3 紙と芯材を用途に合わせる
4 ロゴサイズを具体的に指定する
5 納期とロットを確認する

このあたりを事前に整理しておくだけで、トラブルはかなり減ります。

貼り箱オーダーを検討している方へ

貼り箱はサイズ・紙・構造など多くの要素を組み合わせて作るため、最初は分かりにくい部分もあります。

ボックスストアでは、サイズや仕様が決まっていない段階でも相談できますので、検討中の内容があればお気軽にお問い合わせください。

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