【164】オーダーメイド箱の見積もりで確認すべき項目まとめ|依頼前に整理しておきたいポイント

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

https://leafandflower.jp/profile

オーダーメイドの箱を作ろうと思って問い合わせをすると、ほぼ必ず聞かれるのが「サイズ」「数量」「仕様」などの細かい内容です。

初めて箱を作る方からすると「そんなに決めないといけないのか」と感じるかもしれませんが、貼り箱のようなオーダーメイド製作では、仕様が少し違うだけで価格や製作方法が大きく変わります。

そのため、見積もりを依頼する前に、ある程度整理しておいた方が話が早く進みますし、結果として正確な見積もりを出してもらいやすくなります。

この記事では、オーダーメイド箱の見積もりを依頼する際に、事前に確認しておきたい項目を実務目線で整理してみます。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 106-1

箱のサイズ(内寸)

最初に決めるべきなのは箱のサイズです。

オーダーメイド箱の見積もりでは、基本的に「内寸」でサイズを指定します。

例えば次のような書き方です。

  • 内寸:200×150×H60mm
  • 内寸:120×120×H40mm

この「内寸」というのは、箱の中の有効サイズを意味します。

貼り箱の場合、芯材(厚紙)と貼紙の厚みがあるため、外寸は内寸より少し大きくなります。

箱を作る目的は「中に入れる物をきれいに収めること」ですから、見積もりでは中身のサイズを基準に考えるのが基本になります。

また、商品サイズが決まっている場合は、

  • 商品サイズ
  • 緩衝材の有無
  • 出し入れの余裕

なども含めて箱サイズを決める必要があります。


箱の形式(構造)

箱にはいくつか代表的な形式があります。

貼り箱の場合、よく使われる形式は次のようなものです。

  • フタミ式(身とフタが分かれるタイプ)
  • インロー式(身の中に内箱が入るタイプ)
  • ブック型(マグネット付きなど)
  • 引き出し式(スリーブ+内箱)

形式によって、

  • 製作工程
  • 芯材の使い方
  • 強度
  • コスト

が変わります。

例えばフタミ式は比較的シンプルな構造なので、数量が多い場合はコストを抑えやすい形式です。

一方、ブック型や引き出し式は構造が複雑になるため、単価は上がる傾向があります。

見積もり時には「どの形式か」が分からないと正確な価格が出せないことが多いです。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 102-2

数量

オーダーメイド箱では、数量も価格に大きく影響します。

理由はいくつかありますが、主に次のような事情です。

  • 材料の断裁ロス
  • 印刷版代
  • 段取り作業

例えば、箔押し印刷をする場合は「版」を作る必要があります。

この版代は数量に関係なく発生するため、

  • 100個
  • 500個
  • 1000個

のように数量が増えるほど、1個あたりのコストは下がる傾向になります。

また、貼り箱は手作業工程も多いため、数量が極端に少ないと単価が高くなるケースがあります。


芯材の厚み

貼り箱の場合、箱の強度は芯材(厚紙)の厚みによって変わります。

よく使われる厚みは次のようなものです。

  • 0.8mm
  • 1.1mm
  • 1.6mm
  • 2.2mm

アクセサリーケースなどの小箱では1.1mmや1.6mmが多く、
ギフト箱や高級パッケージでは2.2mmを使うケースもあります。

芯材の厚みが変わると、

  • 箱の重量
  • 強度
  • 製作コスト

が変わるため、見積もり時には重要な項目です。

貼紙(表面の紙)

貼り箱の見た目を決めるのが貼紙です。

よく使われる紙としては次のようなものがあります。

  • タント
  • NTラシャ
  • コニーラップ
  • 特殊紙(和紙など)

紙によって

  • 色の種類
  • 表面の質感
  • 厚み

が違います。

例えばタントは色数が多く、オーダーメイド箱ではよく使われる紙です。

紙を指定することで、見積もりの精度がかなり上がります。


印刷や箔押しの有無

ロゴを入れる場合は、

  • 箔押し
  • シルク印刷
  • オフセット印刷

などの方法があります。

貼り箱では、箔押しがよく使われます。

箔押しは、

  • ホログラム

などの箔を使ってロゴを入れる方法です。

この場合、見積もりには

  • 版代
  • 印刷代

の2種類の費用が含まれます。

印刷サイズ(縦+横の合計など)によって価格が変わることも多いため、ロゴサイズも重要な情報になります。


内装(仕切・ウレタンなど)

箱の中に次のような内装を入れる場合もあります。

  • ウレタン
  • 紙仕切
  • 台座
  • サテン布

アクセサリーや化粧品などでは、商品を固定するために内装を付けるケースが多いです。

ただし内装は、箱本体よりもコストが高くなることもあるため、見積もりでは必ず確認される項目です。

納期

オーダーメイド箱では、納期も重要です。

貼り箱の場合、一般的には

ご入金確認後2〜3週間程度

というケースが多いですが、

  • 印刷の有無
  • 数量
  • 工場の繁忙状況

によって変わります。

急ぎの場合は、

  • 希望納期
  • 使用予定日

を最初に伝えておく方がスムーズです。

まとめ

オーダーメイド箱の見積もりでは、次の項目を整理しておくと話が早く進みます。

  • 箱サイズ(内寸)
  • 箱形式
  • 数量
  • 芯材厚み
  • 貼紙の種類
  • 印刷内容
  • 内装
  • 納期

すべてを完璧に決めておく必要はありませんが、
分かる範囲で整理しておくことで、見積もりの精度が上がります。

貼り箱の製作は、仕様の組み合わせによって価格も作り方も変わります。

そのため、細かい部分は相談しながら決めていく形でも問題ありません。

ボックスストアでは、貼り箱のオーダーメイド製作について、サイズや仕様の相談から対応しています。
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