【162】貼り箱制作の発注チェックリスト|失敗しない依頼方法

文責 長岡次郎

合同会社リーフ・アンド・フラワー 代表社員

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貼り箱の制作を依頼するとき、最初に悩むのは「何を伝えればいいのか」という点だと思います。
箱のサイズや色だけを伝えれば作れるようにも見えますが、実際にはそれだけでは情報が足りない場合が多く、あとから仕様の確認が増えたり、想定していた箱と少し違うものが出来上がったりすることがあります。

貼り箱は段ボール箱や既製パッケージとは違い、用途や中身に合わせて作る箱です。
そのため、発注前に整理しておくべき項目がいくつかあります。

この記事では、貼り箱制作を依頼する際に確認しておくとスムーズな「発注チェックリスト」をまとめてみます。
これから貼り箱を作る方が、仕様の検討や発注準備を進めるときの参考になればと思います。

貼り箱制作で最初に決めるべき基本項目

貼り箱の制作依頼では、まず基本となる仕様を整理しておく必要があります。
この部分が曖昧なまま相談を始めると、見積もりや設計が進めにくくなります。

箱のサイズ(内寸)

最初に決めるべきなのは箱のサイズです。
多くの場合、貼り箱のサイズは「内寸」で指定します。

内寸とは、箱の中の有効スペースの寸法のことで、一般的には

縦 × 横 × 高さ

の順で指定します。

たとえば

150 × 100 × H40mm

というような表記になります。

箱の外寸は芯材の厚みや構造によって変わるため、基本的には中に入れる物のサイズを基準に内寸を決める形になります。

特に注意したいのは、高さ方向の余裕です。
内容物の高さぴったりで設計すると、出し入れがしにくくなることがありますので、数ミリ程度の余裕を見ておくことが多いです。


箱の形式(構造)

貼り箱にはいくつかの代表的な形式があります。
代表的なものは次のようなタイプです。

  • フタミ式(フタと身が分かれる箱)
  • インロー式(身の内側に差し込みフタが入る箱)
  • ブック型(本のように開く箱)
  • 引き出し型(スリーブ+トレー構造)

用途や中身によって適した形式が変わります。

たとえばギフト用の箱ではフタミ式が最も一般的ですし、
アクセサリーや記念品などではインロー式が使われることも多いです。

形式を決めるときは、見た目だけでなく

  • 中身の取り出しやすさ
  • 保管時の扱いやすさ
  • フタの固定方法

なども一緒に考えると設計がスムーズになります。

芯材と貼紙の選び方

貼り箱の外観や強度は、芯材と貼紙の組み合わせによって決まります。

芯材(チップボール)

貼り箱の骨格になるのが芯材です。
多くの場合、チップボールと呼ばれる厚紙を使用します。

よく使われる厚みは

  • 1.0mm前後
  • 1.5〜1.6mm
  • 2.0〜2.2mm

などです。

小さなアクセサリー箱などでは1.0mm前後が使われることもありますが、
一般的なギフトボックスでは1.5mm〜2.0mm程度がよく使われます。

芯材が厚くなるほど箱の剛性は上がりますが、重量やコストも上がるため、用途に合わせて選ぶことになります。


貼紙(外装紙)

貼り箱の見た目を決めるのが貼紙です。

よく使われる紙には次のようなものがあります。

  • タント
  • NTラシャ
  • ファンシーペーパー各種
  • 色上質紙

ブランドのイメージに合わせて紙の色や質感を選ぶことができます。

また、貼紙の上に印刷や箔押しを行うことで、ロゴや文字を入れることも可能です。

ただし紙によっては印刷適性が変わるため、
ロゴ印刷を予定している場合は、紙の選定と印刷方法を合わせて検討する必要があります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 092-3

印刷やロゴ加工の確認

貼り箱では、ロゴを入れることでパッケージとしての完成度が大きく変わります。

箔押し

もっとも多く使われるのが箔押しです。

金・銀などの箔を使ってロゴを転写する加工で、
高級感のある仕上がりになるため、ギフトボックスやブランド箱でよく使われます。

箔押しでは

  • 箔色
  • 印刷サイズ
  • 位置

を決める必要があります。

また、箔押しには専用の版が必要になるため、
初回は版代が発生します。


印刷(シルク・オフセットなど)

紙の種類によっては印刷でロゴを入れることも可能です。

ただし貼り箱では、

  • 箔押し
  • シルク印刷
  • レーザープリンタ印刷

など、加工方法が用途によって変わります。

小ロットの場合はレーザープリンタ印刷が使われることもありますが、
ブランド用途では箔押しが選ばれるケースが多いです。


内装の仕様(台座・仕切など)

箱の中に物を固定する必要がある場合は、内装も重要になります。

代表的な内装には次のようなものがあります。

  • ウレタン
  • 台紙
  • 仕切
  • PETトレー

アクセサリーやトロフィーなどの場合、
箱のサイズだけでなく「中身の固定方法」まで設計する必要があります。

内装の設計では、

  • 内容物の形状
  • 重量
  • 取り出しやすさ

などを考慮することが重要です。

そのため、内容物の現物や図面があると設計が進めやすくなります。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 115-1

数量と納期の確認

貼り箱は基本的に受注生産のため、数量と納期も事前に確認しておく必要があります。

数量

数量は見積もりに大きく影響します。

一般的に、数量が増えるほど単価は下がりますが、
保管スペースとの兼ね合いもあるため、必要数量を整理しておくことが重要です。


納期

貼り箱の製作には、通常

  • 設計
  • 資材手配
  • 製作
  • 加工

といった工程があります。

そのため、量産の場合は

2〜3週間程度

の納期が目安になることが多いです。

ただし印刷加工や数量によって変わるため、
使用予定日が決まっている場合は早めに相談しておくと安心です。

ギフトボックス オーダーメイド事例写真 059

貼り箱発注チェックリスト

最後に、発注前に整理しておくとよい項目をまとめてみます。

貼り箱制作を依頼する際には、次の項目を確認しておくとスムーズです。

貼り箱発注チェックリスト

・箱の形式(フタミ式、インロー式など)
・箱のサイズ(内寸)
・芯材の厚み
・貼紙の種類と色
・ロゴ加工の有無(箔押し・印刷など)
・ロゴサイズと配置
・内装の仕様(台座、仕切、ウレタンなど)
・数量
・希望納期
・内容物のサイズや図面

これらを整理しておくと、見積もりや設計がスムーズになります。

まとめ

貼り箱はオーダーメイドで作る箱なので、発注前の情報整理がとても重要です。
サイズや紙の色だけでなく、箱の形式や内装、印刷方法などを整理しておくことで、設計や見積もりがスムーズに進みます。

特に重要なのは

  • 箱の内寸
  • 箱の形式
  • 内容物の情報

の3点です。

この部分が決まっていれば、仕様の検討はかなり進めやすくなります。

もし貼り箱の仕様がまだはっきり決まっていない場合でも、
内容物のサイズや用途が分かれば設計の相談は可能です。

貼り箱のサイズ設計や仕様の検討については、
下記のオンライン販売ページから確認することができます。

▶ 貼り箱オンライン販売ページ
https://boxstore.net/haribako/haribako_online.htm

用途に合わせた貼り箱の仕様を検討する際の参考としてご覧ください。

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